先日、富士フイルムから「FUJIFILM X100V」、「FUJIFILM X-T30」、「FUJIFILM X-Pro3」の最新ファームウェアが2021年2月下旬に提供になる旨アナウンスれました。私はX100Vユーザですので、X100Vのアップデート内容について確認しておきたいと思います。
FUJIFILM X100V ファームウェアバージョン Ver2.00の内容
- 新たに「FUJIFILM X Webcam」に対応
- 動画撮影時にNDフィルターがご使用可能に
- ブライトフレームの補正位置記憶機能を追加
- その他
デジタルテレコンがRAW記録に対応し死角なしに
上記アップデートの中で何がすごいかというと、 その他 に記載がある以下の内容です。
静止画撮影におけるデジタルテレコンバーターの使用時にJPEGだけでなくRAWデータとしても記録可能になりました。 New Firmware Updates for X100V, X-T30, and X-Pro3 | ニュース | 富士フイルム Xシリーズ & GFX
そもそもデジタルテレコンは何かというと、35mm判換算35mmの単焦点レンズがついたX100Vにおいて、50mm、70mmの画角でも撮影できるようになる機能です。コントロールリングを回して操作するので操作性も良い。 また、トリミングではなく超解像処理により画素を補完するようなので、画質の劣化を少なく最大撮影倍率をあげることができるというものです。
良いことだらけのように思えるデジタルテレコンですが、これまでは画像をRAWで保存する場合には使用できませんでした。
RAW画像が設定されているときは、デジタルテレコンに設定できません。 デジタルテレコン撮影
この制約のため、これまでRAW保存で写真を撮ってきたユーザは、デジタルテレコンを使いたい場合には撮影モードをRAWからJPEGに切り替えるというオペレーションが必要でしたが、今度のファームウェアアップデートでそれがなくなりそうです!
割とブツ撮りもする私にとって、これは待望のアップデートです!
おわりに
触れなかったその他のアップデート内容も富士フイルムユーザにとってはうれしいものですね。
(X100Vでどれほど動画をとるのかは置いておいて)内蔵NDフィルタが動画撮影時に使えるようになるのも大きいと思います。動画撮影時はスチル以上にNDは必携ですからね。
富士フイルムさん、ありがとう!